enenewsまとめ

Googleアラートから新電力関連の情報を集約

熊本電力、仮想通貨採掘事業でマイニングファームを本格始動

熊本電力と、仮想通貨採掘事業を行う関連会社のオズマイニング社は、8月1日よりマイニングファームを本格始動することを7月6日付で発表した。また、同時にマイニングファーム第1期の募集を開始するという。 マイニング(採掘)とはビットコインなどの仮想通貨で、ネットワークを維持するために任意の参加者(マイナー、採掘者などと呼ばれる)が行う高度かつ膨大な量の計算作業だ。この計算作業にあたっては、高性能なマイニングマシンが必要となる。マイニングファームとは、このマイニングマシンが稼動する施設のことである。 熊本電力は、日本一安い電力会社(九州電力東京電力エリアの低圧に限り)を誇り、オズマイニング社と提携して電力料金を最大限下げることで、国内マイニングファームの拡大に寄与していく方針を示している。今年8月に本稼働を開始した後、2020年3月までに台数14,000台、売上げ月額9,000万円を目指すという。 同社は今年2月にマイニング事業に参入し、仮想通貨採掘事業を行うオズマイニング社を設立した。また、同年3月には、日本国内のマイニング技術の向上に貢献し、マイニング関連企業との協業を進めることを目的に、ブロックチェーンの普及啓発を行う一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)に加入したことを発表している。 同社のマイニング事業は、地域新電力会社として初(同社調べ)の試みとなる。電気代の業界最安値となる1kwhあたり10円台を目指すという同社の動向が注目される。