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バイオマスで地域活性化 ドイツのブリロン市、大阪の能勢町と交流

木質バイオマスのエネルギー利用については、FIT制度に代表されるように、『発電利用』が主として考えられていますが、『熱利用』も重要なキーワードです。日本ではなかなか熱利用が普及していませんが、各地でも取り組む方が増えています。

世界に目を向けると、トップランナーであるドイツでは、「シュタットベルケ」という自治体がエネルギー供給を担う組織があります。このシュタットベルケについては、ドイツでの取り組む事例が既に学会報告等でも報告されているほか、日本への導入促進の活動も行われています。木質バイオマスの熱利用について、特に自治体の役割が大きいと弊協会では認識しています。

その他にも産業用としての利用拡大に向けた検討も進めているところです。その意味では、本コラムで紹介されている大阪府能勢町での高等学校との連携は、未来に向けた取り組みとして大きな一歩といえます。

この猛暑の中、熱利用ということを考えるだけで暑くなりそうですが、ぜひ本コラムや関係団体の取り組みから熱利用の可能性について考えてみてはいかがでしょうか。