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シンガポール、電力会社を自由に選べる自由化、5月までに全土で実施

エネルギー市場監督庁(EMA)はシンガポール全土で、電力会社を消費者(一般世帯、事業者)が選べる電力自由化を11月から実施する。地域を分け段階的に実施し、5月までには全土で自由化する。

EMAは4月からジュロン地域で電力自由化を試験導入。全国展開のための経験を積んだ。電力会社を変えた消費者は全体(約10万世帯と9,500事業体)の30%に上った。別の電力会社に乗り換えた消費者は平均して、以前より支払額が20%減少した。

11月から電力自由化が実施されるのは、郵便番号が58~78で始まる地域(クレメンティ、アッパー・トムソンなど)。その後は地域別に、1月、3月、5月から自由化される。

消費者には施行前に冊子が送付される。電気料金比較サイトも開設されている。電力小売業者は、セノコ・エナジーなど発電業者と、オーム・エナジーなど再販業者の計12社。

消費者はこれまでどおり、送電網を所有・管理するSPグループとの契約を継続することもできる。

ジュロンでの試験実施に参加した4社は、今回の正式自由化には参加できず、後の段階で参加を認められる。