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電力販売8年ぶりプラス、関電の19年3月期

関西電力は18日、2019年3月期の電力販売量が前期比2.0%増の1175億キロワット時になりそうだと発表した。プラスは8年ぶり。原子力発電所の再稼働に伴う電気料金の引き下げで、企業向けの契約を取り戻しているため。一方、新電力が強い家庭向けは8年連続の減少を見込む。

電力販売量のうち、企業向けの「電力」は8.2%増の795億キロワット時と伸びる。関電は東日本大震災後の原発停止を受け、2度の大幅値上げを迫られた。新電力に顧客を奪われたが、原発再稼働による値下げで価格競争力が高まっている。

家庭向けの「電灯」は9.1%減の380億キロワット時と振るわない。主な新電力は対抗値下げで関電よりも安値を維持している。関電はガスとのセット販売で割安感を打ちだしているものの、打開できていない。