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丸井グループがRE100加盟、ブロックチェーンで再エネ電源のトレーサビリティー確保

7月10日、丸井グループは国際的イニシアチブ『RE100』に加盟したと発表しました。みんな電力の提供する「ENECT RE100 プラン」のトライアルに参加することで、ブロックチェーン技術により供給元の再エネ発電所の特定を実現するとしています。

丸井グループがRE100加盟、ブロックチェーン活用

丸井グループは1931年の創業以来、小売と金融が一体となった独自のビジネスモデルを時代の変化、消費者の変化にあわせて進化させ続けてきました。CSRレポートについては2008年から発行しており、2016年から「共創サステナビリティレポート」に改め、未来志向のサステナビリティ経営への第一歩を踏み出しました。

その中の重点取組として、「グループ一体ですすめる環境負荷の低減」があります。再エネの購入等については2014年度までは0であったものの、翌年2015年度には78千kWhと増加しています。その後も数値を伸ばし、2017年度は386千kWhとなりました。

CO2など温室効果ガス排出量については、丸井グループでは2014年3月期より従来のScope1&2に加え、Scope3による算定をスタートしています。これにより、丸井グループは自らの排出量(Scope1&2)だけではなく、原材料の調達~輸送などを含む排出量(Scope3)も把握できるようになり、サプライチェーン全体での環境負荷見える化を実現しています。なお、2014年3月期から2017年3月期まで、4期連続で減少させる成果を残しています(図1)。

丸井グループESGデータ

図1 丸井グループESGデータ

このように環境経営を進める丸井グループが、国際的イニシアチブ『RE100』に加盟したと発表しました。みんな電力の提供する「ENECT RE100 プラン」のトライアルに参加することで、ブロックチェーン技術により供給元の再エネ発電所の特定を実現するとしています。

RE100について

国際的なNGO団体である「The Climate Group」がCDPと連携して推進する国際イニシアチブです。加盟した企業は、遅くとも2050年までに、事業活動で使用される電力の100%を再エネ源から調達するという目標を宣言し、公表することになっています。